2014年 7月 15日 火曜日
狙われる相続税!
昨日、池上彰さんの番組で、相続税の改正が取り上げられておりました。実務では、もっと早く対策がはじまっており、弊社でもいわゆる相続対策という業務が増加してきております。
これまでは、相続というと一部の富裕層の方の心配事であり、普通のサラリーマンのご家庭などではとりわけ関心を持たなくてもよかった事項でありました。
しかし、今回の改正では、相続の対象になるご家庭が従来の1.5倍!名古屋辺りの地価の高い地域だと2倍以上にもなると言われております。
簡単に例を出しますと、都心にお住まいのご家庭で、遺産はその土地建物と平均的な預金財産(2,000万)のお父様がお亡くなりになり、母親と二人兄弟で相続することになったとなりますと、従来は、相続税評価で8,000万円までは相続税はかかりません。従って、土地建物の相続評価が6,000万になったとしても対象外、普通のサラリーマンのご家庭で何十年とお住まいの家が6,000万の評価になることは考えにくいので、特に相続税について手続などの心配は遺産の名義変更を除いて心配いりませんでした。
これが、平成27年1月1日からは、同じケースだと土地建物の評価で2,800万を超えると対象になってしまいます。名古屋市内の土地であれば、二千万以上の評価の土地って結構普通にあります。建物は古くて価値が低くても土地があれば評価金額は高くなりますから。
ちょっと、簡単に説明し過ぎましたけれど、要するに一般のご家庭も相続を気にする時代になっていくということです。
相続問題がご心配な方は、ぜひ弊社へお声かけください!誠心誠意ご相談をお受け致します。
投稿者 税理士法人久屋南税務会計事務所