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私たちは、あの震災後、新しい時代を生きることとなりました。”新しい時代を生きる”とは、私たちの”価値観が進化するときである”と考えております。
企業経営で言い換えるならば、消費者の価値観と経営者の価値観、いずれが先か後かは別にして、“時代が進化を求めているとき”であります。
我々税理士も、企業経営と資産家の方々の納税戦略の参謀という立ち位置から新しい時代が求める進化をしなければなりません。
「前期の決算はこうでした」「税金は○○○円でした」の過去の報告・分析だけではなく、「社長の経営計画を数字にすると利益はこうなります、資金はこう動きます」、「将来相続が発生した場合の問題点はここです。」という、経営者の方々が考える成長戦略や財産を引き継ぐ先代の想いを、具体的な数字に置き換え、過去と未来の両方の数字として提供することが、我々に求められている進化ではないかと考えております。
過去の検証から未来を創造する、資料は数字ばかりかもしれませんが、実は理念を、実は先代の想いを繋ぎ、紡いでいるのです。そこには”まごころ”が込められています。
結びに、税理士として、独立・公正な立場で、納税者の皆様の信頼にこたえることをお誓い申し上げて、ご挨拶とさせていただきます。